プロの道具箱 VOL.56
BARBERIAN

BARBERIAN BOSS 斉藤 佳孝(SAITO YOSHITAKA)

1959年製シボレーエルカミーノ。かつてゼネラルモーターズが、シボレーブランドで製造・販売していたクーペユーティリティ型のピックアップトラック。大ヒットしたランチェロの対抗車種として発表されたもので、当時の最高車種のインパラをベースとしています。キャッツテールとよばれる後ろ姿が特徴的なエルカミーノ59年製だけは、60年経つ今でも生産台数が少なく別格扱いされています。


今回は、そんなレアでCOOLなエルカミーノを所有する、斉藤さんの道具箱をSNAPSHOT!

TOOL BOX TOUR

SCISSORS

シザーケースは、葉巻入れをもとに作りました。ちなみに、アルトゥーロ・フエンテ ロブスト オーパスX の箱を使用。

ハサミは主にこの2丁を使っています。20年以上前に買ったもので、ナルトの唐草装飾の6.5インチと多目にすけるセニングシザーです。ハサミはあまり研ぐと角度が変わって使いづらいので、長切れするハサミが好きです。

CLIPPER

バリカンはパナソニックが好きです。今をときめくウォールもありますが、ボチボチ使っています!

AMENITY

左から、ミルボンの二ゼル、ザ・バルバトウキョウのオリジナルポマード、阪本高生堂のクールグリースです。私にはこの3つが使いやすいかな。ほとんどこれだけで足りています。

シェービングクリームと軟化剤は、プロラソ。オススメですよ、ワンランク上の剃り上がりです。

FACILITY

バーバリアンは私が設計し、スタッフの手を借りて3ケ月程でつくり上げました。スタッフも店づくりに参加する事で自身の勉強にもなりますし、店に愛着も湧いた様です。

ほとんどの理容師が持ち合わせていないのが建築知識デザインのスキルだと思う。これを持ち得ることで、誰もマネのできない独創性あふれるものを創り出すことができる。そして意識の高い顧客を獲得することもできる。意識の高い顧客は浮気をしないし、高額も気にしません!(時間はかかりますけどね。笑)
そう、何よりローセンス/ハイリスクな建築費の返済に追われることも無くなりますから、閉店リスクは極めて低くなるでしょう。(笑)

ここが喫煙所です。

そして、サビサビの傘立て!

サインポールはウィリアムマービーの55です。ビンテージガラスとクロームなのでとても雰囲気ありますよ。

室内のサインポールはマービー410。1959年製のビンテージです。反射板が特徴的でしょ。

ウチは床屋の道具より、コレクションの方が巨額なんですよ。(笑) 写真のギネスのペンダントなどはダブリンでの当時の物です。

飾りのバーバーチェアは、100年前のコーケンをリメイクした物です。座面背もたれの張り替え、そしてリクローム済みです。

INFORMATION

座右の銘は「財を残すを下。仕事を残すを中とし、人を残すを上とす。」

BARBARIAN

住所 : 千葉県浦安市当代島3-3-28

TEL : 047-314-1135
営業時間:09:30〜19:00
定休日:火曜日、第2第3月曜日

Facebook https://www.facebook.com/baber.barberian
WEBSITE http://barberian3110.com
(系列店)KIRUKASORUYO WEBSITE http://www.kirukasoruyo.com/