プロの道具箱 VOL.128平塚智樹 SLAY barbershop/Hair Kustom Studio Kulture

(株)GOODDESS SLAY barbershop／Hair Kustom Studio Kulture
代表取締役 CEO 平塚智樹（HIRATSUKA TOMOKI）

バーバーショップ2店舗、その他美容室、エステの運営と幅広く活躍。仙台バーバートレンドを完全自分のものにした平塚さんの道具箱とバーバーライフを紹介します。

TOOL BOX TOUR

「道具は使いやすさと見た目のカッコ良さのバランス―」

「使いやすさだけでは無く、バーバーは魅せるのも仕事だと思っています。見た目のカッコ良さも大事にしたいです。」

SCISSORS

シザーは刈り込みでハイネッタ、ミニ鋏はジョウエル、セニングはブレンディングでミズタニを使い、毛量調整でナルトを使っております。

シザーケースはクロコダイルの革で出来ていて、仙台のレザーアート職人さんに作っていただきました。

CLIPPER

バリカンは主にウォールのマジッククリップとディテイラーを使用しております。

COMB

カットコームはロングコームとアンディスのクリッパーコーム、ラインアップやネックラインの時は修正櫛を使用しています。ほぼ3本しか使いません。

スタイリングに使用するブラシやコームです。

RAZOR

アービィングバーバーカンパニーのレザーを使用しています。

AMENITY

ACSESSORIES

SLAYのユニフォームです。

カットクロスは中村商店オリジナルです。ショップロゴ入り。

FACILITY

2020年の10月にオープンしたSLAY barbershop

アンティークの時計と照明です。地元タトゥーアーティストの作品も店内に展示してあります。

世界で数台しか無い、ウィリアムマービー社のサインポールが店内に展示してあります。

Hair Kustom Studio Kulture

店内の装飾品はアンティークで揃えています。地元のピンストライパーさんデザインの装飾品です。

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INTERVIEW

スタッフがちょっと強面が多いので、なおさらお客様への言葉使い、礼儀などを徹底して教育するー

―まず2020年の10月にオープンしたSLAY barbershopですが、シャンプーブースのブルーの照明など斬新なアイデアが沢山ありますが、ショップコンセプトを教えてください。またお店のお客さんの年齢層は？

ワンランク上のバーバーショップをコンセプトに、一流の技術と高級感のある空間のSLAYで髪を切っていると、お客様が自慢できるような、店造りをしています。
お客様の年齢層は10代〜60代と以外と幅広くご来店いただいております。

―平塚さんの営業面でのこだわりは？集客はどうしていますか？

営業面でのこだわりは接客至上主義を徹底しております。スタッフがちょっと強面が多いので、なおさらお客様への言葉使い、礼儀などを徹底して教育しております。
集客は主にホットペッパーやインスタグラム、定期的なポスティングです。最近はご紹介のお客様も増えています。スタッフがお客様と深い接客をする事によって、信頼関係が生まれ、ご友人やご家族などをご紹介いただく事が多いと思います。

―平塚さんの営業面などの悩みってありますか？

今の悩みは、SLAYを昨年オープンしたばかりなので、いかにブランディングして認知させて行くかを試行錯誤している段階です。

―ハウスオブセブンディヴィジョン優勝など数々の実績を誇る平塚さんの好きな技術やこだわりは？

好きな技術は、リーゼントやサイドパート、フラットトップ、フェードスタイルなど、男らしい技術が好きです。ラインアップやネックラインもビチッと定規やコンパスで描いたように作る事に快感を覚えています。
もみあげの形やネープも、肌との境目が付かないようにぼかす事にこだわりを持って行っております。
一番こだわってる部分は、ヘアスタイル全体のバランスですね。フェード部分のグレーゾーンのバランス、フェードとトップのバランス、接合部の横、後ろから見た時のバランス、前髪と接合部のバランス、シルエットバランスなど、全てバランスを意識して仕事をしております。

理容業界で働く人材を増やすために、働く環境を整えたいとー

―今後理容業界でやりたいこと？

まずは、理容業界に入りたいと考える人材を増やすために、働く環境を整えたいと考えております。まだ他の業界と比べると、理容業界はスタッフに対する福利厚生などまだまだの部分があると思うので、まずは自社で整えて行き、理容業界全体が他の業界に追い付き追い越せるように頑張って行きたいです。
あとは、まだ仙台は多くの事が首都圏に追い付いていないと思いますので、いろいろやって地元仙台のバーバーシーンを盛り上げて行き、地元仙台を全国のバーバーから注目される都市にしたいですね。

―5年後の目標

ビル買います。今いるスタッフを技術的にも人間的にも成長させて一人前にし、いい生活をさせる。そして、理容部門でもう1店舗出します。

ーいまの理容業界に足りないと思うこと

社会保険、厚生年金、有給制度、年間の休日日数などまだまだスタッフに対しての福利厚生の部分だと感じます。スタッフがより良い環境で働けるように、我々世代が歯を食い縛ってと考えていかないと。

ー最後に今の若手バーバーそして、これから理容師を目指す人へのメッセージをお願いします。

この業界は良い部分も沢山ありますが、まだまだ悪習もあります。我々世代で頑張って理容業界の悪しき風習や古い感覚を無くして行くので安心して業界に入って来て下さい。頑張ってみなさんの未来を照らします。