追悼/さらば、間中祥介。理容の神に最も愛された男 Legendary barber management

株式会社ライオンヘアサロングループ代表
間中 祥介/Manaka Shosuke

昭和、平成、令和と駆け抜けたバーバーレジェンド間中祥介。経営の神と呼ばれ多くのフォロワーを輩出し、影響を与えてきた。

間中祥介氏は先人の言葉を引用して、「知らば見えじ」と言うのは、人は一度正しいと思いこむと、他の事を見ても見ようとしなくなる。そうした中から抜け出す一つの方法は素直に人の考えを試してみることで、その結果をみてどうしたら良いか考える。行動してみて考える、これが行動方針なのですと語る。

今の時代どう生きたら良いか、何をしたいのか、何が好きなのか、何を成し遂げたいのか、業界で生きるヒントを探る。

今回は追悼企画、間中祥介の名言「挑戦する人のための言葉」をお届けします。

 

間中 祥介/まなかしょうすけ
1937年東京生まれ
73年「C&Cカット教室」(カット&クリニック)を開講
75年全日本総合理容技術選手権大会において第11代総合チャンピオンとなる。
76年「私たちは街一番店の理容店になろう」を合言葉に「C&Cサロン会」を全国各地に設立、経営者の輪を広める。
79年電通と共同でC戦略に取り組み、「C&Cサロン会」から「ライオン・ヘア・サロン・グループ」に改称、現在に至る。
80年に渡米し、ファーストフードチェーンを展開する企業のショップオペレーションシステムを学び、その後、3年かけて、「マネージャーマニュアル」「店舗イメージマニュアル」「テクニカルマニュアル」「リクルーティングマニュアル」などを完成させ、情報共有での繁盛店作りの仕組みを構築。
2000年にはITを取り入れサロン経営の業務の効率化などを科学的、実践的に追及し、多くのフォロワーを生み出す。

 

挑戦する人のための言葉

間中祥介氏が伝えた挑戦する人の為の言葉。
「アイデアなんて誰でも出せる、それを形にするかしないかだ。」

挑戦する人のための言葉一覧
1.やりながら考える
2.お客さまの数を減らさない
3.とりあえず見ため!見た目で判断される
4.確認!確認!確認!
5.「おもてなし」の心を持て
6.努力目標を持て!どうがんばれば良いのか
7.情報を取りに行け!
8.まず発信せよ!
9.「一生懸命がんばれ」はいらない!
10.やる気を引き出すモチベーション
11.まず目標設定と行動
12.利益追求者であれ
13.ネガティブな事を考える前に実行
14.ヒントはサロンにある
15.お客さまの本音を聞け!
16.継続には意味がない

 

やりながら考える

何かを始める前に考えて動かないのではなく、まずは動こう。
そうすれば、どうしたら良いかが見えてくる。
やってみながら、必要な情報を取りいれ、考える方が効率が良い。
思ったら直ぐ始めよう!

 

お客さまの数を減らさない

商売の原点はお客様を減らさない事
失客の原因の90%は「接客」にある。
人は人のやる事が一番気になるもの。
技術は良くて当たり前、お客さまの思う満足を体感させてあげれば良い。

 

とりあえず見ため!見た目で判断される

モテる人の基本はやはり身嗜み。
どんなに技術が上手くても、身嗜みがなっていなければどうしようもありません。雑誌に出ているモデルの様な気持ちでサロンに立つ事。

異業種を真似しろ。流行っている異業種はどんな仕組みか考えよう。

自分で一から生み出す事はもうやめよう。
効果を出している人、異業種を参考にし取り入れよう。
「おもしろいな」って思ったらどんどん真似をしてみよう。

 

顧客満足より”不満”を聞け

良かった所より、ダメな所を知る方が10倍の価値がある。
そして不満を取り除き改善して行けばよい。

 

確認!確認!確認!

お客さまの不満を取り除くには確認する事しかない
私たちの仕事は、お客さまの満足を料金に変えて商売が成り立つ。
事前にしつこい位に確認、技術が終った後も要望通りになっているか確認することで、お客の不満を回避できる。

「おもてなし」の心を持て

カッコいいサロンは物質的サービス、これはお金をかければ実現できる。上手な技術の提供は当たりまえの社会で、一つだけ心がけておくべき事は、
”おもてなし”
つまり、人が人を接遇するという、お客さまに対する想いやり、親切親と言ったホスピタリティ、相手に尽くせば尽くすほど、お店に帰ってくる。

 

努力目標を持て、どうがんばれば良いのか

目の前にことをまずハマり続けよう。
人に言われて動くより、先ず自分で考えて動いてみよう。
誰かと比べて落ち込む必要はない。失敗を恐れず行動せよ。

 

情報を取りに行け!

目の前に事が正解とは限らない、他の選択肢も考えて
いろんな情報に浴びて自分の正解を積極的に取りに行け。

まず発信せよ!

発信する事により、存在認知、内容認知、好意感心の拡大、参加行動の拡大が得られる。

 

「一生懸命がんばれ」はいらない!

頑張ってなんとかなるはない、努力で何とかしようとしてはいけない。
人脈を広げたり、情報のアンテナを張ったり、本を読んで知識を蓄えて、チャンスが来たらつかめ。

 

やる気を引き出すモチベーション

認められたい、ほめられたい、挑戦したい、尊敬されたい、より楽しく生きる、小さい事で良いから、なんでチャレンジしよう。
チャレンジを重ねていれば、ある日成長している自分が分かる時がやってくるはずだ。

まず目標設定と行動

目標は明確でなくても良いが、向かう方向は決めておこう。現実的かどうかは考えない、先ずは行動することで少しずつ近づいてくる。こうなりたいと思ったら直ぐに行動、エイって飛び込んでみれば以外と上手くいく。

 

利益追求者であれ

利益を生むことが会社存続の条件であり、発展するための条件。
高料金化へのステップは技術の演出とスタッフ演出、そしてサロンの演出が大切。

 

ネガティブな事を考える前に実行

行動しないと私たちはどんどん不安になっていく
何かをやる前に考えるのは止めよう。

ヒントはサロンにある

どうしたら良いか分からないなら、先ずは自身の店舗を見ろ。
問題は現場にある。
サロンの現状が上手くいっていないのであれば、今までのやり方が間違っていたという事、そこを変えるだけ。

 

お客さまの本音を聞け!

正直に本音を聞いてみよう。どんな偉い人の言葉よいも大切な言葉である。お客さまはどんな事に不満を持っているのか知ろう。

 

継続には意味がない

大事なのはただ続けるのではなく、自分で工夫して動き続ける事だ。自らが体感し、工夫して発見した時、積極定に行動する。

「やってみて考えよう!」間中祥介氏がいつも言っていた言葉。
あれこれ考えるとネガティブになり結果やらなくなる。好きな所から始め、やりながら学ぼう。
今回の追悼記事は元々生前にリリース予定をしており、間中祥介氏監修の元、現在の情勢を踏まえ加筆・再編集しております。

75年理容の祭典での総合チャンピオンの時

LHSG BARBER’S CLUB (LHSGバーバーズ・クラブ)は、バーバー、理容師の情報を紹介するサイトです。有料級の情報、最新更新情報、コンテンツ情報、商品情報、イベント情報等メールで配信

クリック↑