プロの道具箱 VOL.108BARBERSHOP TRILL | ライオン･ヘアサロン･グループ

BARBER SHOP TRILL
代表　佐藤貴司（SATO TAKASHI）

個性的なバーバーが集まる北海道で唯一無二の存在感を放ち、仲間と一緒に北海道のバーバーカルチャーを盛り上げる。今回はそんな佐藤さんの道具箱をご紹介いたします。

TOOL BOX TOUR

「道具選びのポイントは、使う目的を果たせるかどうか。そして自分の感覚に従うだけ。」

SCISSORS

ハサミは色々使ってきましたが、現在はナルトシザーズとミズタニシザーズです。特にミズタニシザーズのハサミはブレンディングセニングにハマり楽しんでいます。溝無し、溝浅、オリジナルの3本で質感を作っています。

CLIPPERS

クリッパーは基本的にWAHLです。気に入ると収集スイッチが入ってしまい、かなりの本数を購入し、今ではおそらく30台以上所有しています。
特殊な性能タイプ以外は気分で使っています。主に使うラインは写真のクリッパーです。

RAZOR

レザーは、重さや形状に分けて使用してます。ひげの濃い大人や子供など使い分け、刃をパキッと折る海外のレザーはラインアップやパートラインに使用してます。

AMENITY

スタイリング剤はLAYRIT、BROSH、REUZELを使っています。

ブラシは、WAHLとミューレのアナグマを使用しています。ソープはラッキタイガーとプロラソを使用。プロラソはもっちりとした仕上がりが好きですね。

ACCESSORIES

剃り布　カットクロスは中村商店。BARBERの中村さんの拘りが見える、生地、デザイン、着けている時のシルエット、全てカッコ良いですね！

ドライヤーはロイヤルナイトトウキョウのビンテージドライヤー。もうこれは一目惚れですね、カッコいいです！

FACILITY

ディスプレイのスニーカーは自分の趣味で、お客様とのコミュニケーションツールとしても使用しています。一部販売もしています。

INTERVIEW

―バーバーショップトリルをはじめ北海道には多くの人気バーバーが存在しますが、なぜそういった個性的なバーバーが多いと思いますか。

確かに北海道バーバー多いですね。北海道のバーバーをリードするアパッシュや上田理髪店の存在が大きいと思います。
私も、やりたいスタイルを形にした2つの店をお手本に、一歩先、二歩先を進めた感じでより個性を出せるようになりましたね。

―佐藤さんからみて現在のバーバーの状況はどう見られていますか、また今後バーバーはどう変化していくと考えていますか。

最初は全国的に似たようなサロンスタイルが多いなと思っていましたが、最近は個性的でカッコいい店が増えましたし、何よりレベルの高いバーバーがたくさん増えていると思います。
ただそうした中、理容師の人手不足という問題もあります。またそういった問題も、今後はカッコいいバーバーが増える事で、理容師を目指す方が増える事を祈っています。

―佐藤さんはバーバーショップトリルを出す前はどちらにいらしたのですか。

トリルの出店前はオーバルヘアー新世界と言うグループサロンで9年経営していました。自分がやりたい方向が定まり　名前を変え移転リニューアル、昨年4月にオープンしました。

―佐藤さんがバーバー運営で特に気にしている事を教えていただけますか。

先ずはお客様にどれだけのサポートが出来るか、その為の引き出しやアイデアが多ければ多いほどその可能性が広がると思います。お客様が何を求めているかを常に考えています。

―佐藤さんの今後の動向を教えていただけますか。

大小にこだわらず、バーバーの皆さんが盛り上がり楽しめる企画や、海外のバーバーを呼んで、技術レッスンなど受けられる企画を提案しています。世界のバーバーとつながる事で引き出しが増え、チャンスも広がると良いなと思っています。