プロの道具箱 VOL.37
Barbershop Gentry

Barbershop Gentry(バーバーショップ ジェントリー)
代表 鶴 雄介 (TSURU YUSUKE)

ハーレーで風を切る、バーバーで髪を切る、好きなことを自分流に愉しむ鶴氏。

今回は、そんなプロフェッショナル鶴氏の道具箱をSNAPSHOT!

TOOL BOX TOUR

「自分が床屋じゃなかったら?」Gentryのコンセプトはここから始まりました。Gentryの開業は2012年12月。その頃は今ほど「BARBER」や「fade style」などのフレーズは飛び交っていませんでした。「バーバーショップ」という響きに、同業者からは「女性はやらないの?」と聞かれる事もありました。

「プロの道具箱」と云うことですが、Gentryの場合は店作りそのものが道具箱かもかも知れません。
人口約5万人の小さな田舎町にあるバーバーショップ。これがGentryです。都会のスタイルを持ち込むのでは無く、その町のロケーションに合わせた店作り。メンズ美容室やメンズオンリーサロンなどの遠回りな呼称ではなく、「バーバーショップ」いわゆる「床屋」です。

道具に拘ることは、技術を拘ることに繋がる。いつの時代も理容師にとって大切な事。只これからは、お客様に見えて分かる拘りが新たなサービスとなり付加価値となりショップブランディングとなったりもします。
では本題の仕事道具を。

SCISSORS & COMB

シザーは「モルクシザー」と「山中」を使っています。最初に握った時の感触が決め手です。モルクシザーは購入前にレンタルで試し切りが出来るのがいいですね。
コームについてですが、ベーク素材のコームを多用しています。プラスチック素材には無い櫛通りの良さを重視しています。

ACCESSORIES

中村商店のクロスとケープはマストアイテムですね。他のアイテムよりもお客様が違いに気付いてくれます。Gentryでは季節でクロスを変えています。

CLIPPER

クリッパーはWAHLと時々Panasonicを使っています。数年前はまだクリッパーワークを今ほど学ぶ機会が無かったのでYouTubeなどを見て学びました。
今では色んなクリッパーが手に入るし、技術も沢山学べるいい時代になりした。

AMENITY

それと、バーバーのアイテムでは「Baxter Of California」も外せません。私にとって初めて出会ったアメリカのグルーミングプロダクツ。Gentryのこれまでを支えてくれました。ひときわ思い入れも深いですね。

FACILITY

オートバイはハーレーダヴィッドソンXLH883
ストックの良さを殺さないカスタムを心掛けています。

カスタムというほどの事はやってないんですけど、アメリカで走っていそうなリアル感が、目指すとこでしょうか。アメリカじゃあまりカスタムしていないとか。基本ノーマルベースで少しだけイジるくらい。
昨今の日本のカスタムは商業的でどうかな?と思います。バーバーも似たようにならないよう気をつけねば。ハーレーもバーバーもサラッとしたのが好きですね(笑)
野暮ったさ、B級、 ダサかっこいい、 脱力感こそがリアリティだと思います。バーバーもね。

 

INFORMATION

福岡県筑後市長浜 ナイスガイ&ジェントルマンのための理容室「Gentry」
BARBERSHOP Gentry (バーバーショップジェントリー)

住所:福岡県筑後市長浜462-20
TEL:0942-27-6855
営業時間
日曜 6:00~12:00 (早朝・午前のみ)
火曜 13:00~22:00 (午後・ナイター営業)
水曜~土曜日  9:00~19:00
※予約優先
店休日:月曜日

WEBSITE http://www.barbershop-gentry.com
FACEBOOK https://www.facebook.com/BarbershopGentry/
instagram  https://www.instagram.com/barbershop_gentry/?hl=ja