未曽有の感染規模で拡大を続ける新型コロナウイルスに対して、理容業はどうやって生き残れば良いのか。日に日に状況が変化していく中、先が見せなく不安になられている方も多いと思われます。コロナ時代はどう考え、行動して行けば良いのだろうか、そしてアフターコロナではどのように変化するのか等、注目のバーバーの考えを2回に分けてみなさんとシェアしていきます。
銀座マツナガ 代表取締役社長 松永巳喜男氏 (東京銀座)
2、「一般の方々は、理美容業界は衛生法規や伝染病の事などをしっかり法律の元で勉強している事をしらないので、これを機会に理髪店は衛生的なんだと解ってもらいたいですね。
経済再生相の西村氏は「理美容は生活を営む上で必要な事業」と言っています。一般の方々は、理美容業界は衛生法規や伝染病の事などをしっかり法律の元で勉強している事をしらないので、これを機会に理髪店は衛生的なんだと解ってもらいたいですね。そして、コロナが落ち着いた際には安心して理容店に来て頂きたいです。
店内は椅子の稼働は半分にして隣を空ける、マスクと消毒は行うは必須ですね。」
3、「非常事態宣言で銀座は休業のテナントも多いですが、このまま長引けば閉店されるお店も増えるでしょう。このまま2か月3か月と続いていけば売り上げも落ち込んでいきますので従業員に払う給与も問題になってきます。客数が減れば従業員のシフトも減らさす事になるでしょうし、その為の資金確保はすぐにでもやるべきです。
希望的観測ですが3か月後には終息していればと思っています。コロナで世の中は大きく変わらないと思いますね。子供の頃戦争を体験しましたが、その時よりは早く復興すると思っています。みんさんと一緒この不況を乗り越えましょう。」
後々の社会状況により改めて臨時休業をすることは考えられます。営業時間の時短は予約に対して調整させていただいております。
緊急事態宣言の間のスタッフの出勤はスタッフ個人で選択出来る様にしております。」
2、「社会的には日常生活のなかで必要な職業だと政府に認められたことに誇りを持ちましょう。
お客様からもこんな時期に髪を切ってくださり心から感謝しますと何度もありがたいお言葉をいただきます。私も心から嬉しく思います。人の心を癒す職業に誇りを持って仕事をしていきたいです。」
3、「我々のサロンは今のところ営業が出来ていますのでなんとか持ちこたえるサロンが多いと思いますが、今後自粛休業と言われたら大変なことになると思います。
人件費、家賃などが払えなくなり続けられなくなるサロンが増えると思います。
今回の新型コロナウイルスは色々な意味で日本のシステムなどに問題が多くある事がわかり何かしらの改革が必要だと感じました。」
2、「アフターコロナでは様々な価値観の変化が起きると予測できます。その変化を受入る事の出来る柔軟な思考を持った組織作りを。それにはスタッフやお客様との繋がりをより深くして行く事が大切かと思います。」
3、「アフターコロナでは、働き方に関して多様化が進むと思っています。」
お店から感染者を出してしまうリスクと後の風評被害、スタッフのメンタルケアを考え休業に踏み切りました。」
2、「先ず第一に絶対に自分の店から感染者を出さない事です。
そして理美容業界に限らず、いつ治るかわからないこの状況を乗り越える為の資金繰りが大事だと思います。
政府からの助成制度や融資、お店の固定費等の削減等とにかく資金確保が重要です。
他に当店の取り組みとしては、スタッフの休業補償する代わりに、自宅レッスンなどの課題や、テレビ電話等でミィーティング等今後に向けた話し合いをしています。
この状況を利用してスタッフのスキルアップやシステム強化等を計っています。」
3、「個人的な考えとして経営者としてスタッフの雇用形態や給料は絶対に守らなくてはいけないと思っています。
しっかりとスタッフの生活を守る事でモチベーションや忠誠心を保てると思うからです。
働き方としては、今回の事態によって、独立やフリーランスのリスクをスタッフは少なからず感じたと思いますし、雇われてることによって守られる部分も大いに感じたと思います。
それらを踏まえて経営者として、スタッフがずっとお店で働ける環境とシステムを考えなければいけないと思います。」
2、「会社としては今は絶対的に耐え時だと思うので、出来る限りの融資を引っ張るべきかと思います。お金が尽きたら倒産してしまうので。。
お店では、あまり会話をしたくないお客様もいるかもしれないので、今後の流れ次第では来店されたら簡単なアンケートみたいなものもあっていいのかなと感じてます。」
3、「年内で8割まで回復させ、来年にはまた10割回復に持っていくイメージで会社は動いております。そういう意味ではリクルートも減らす予定はありませんし、場合によっては出店も視野に入れて動いています。
withコロナでどこまで正しい判断ができるかが鍵だと思っております。」
2、「メリケンなりのユニークな美意識とかスタイルとか基準をもっと強めときたいすねー。」
3、「一緒に働くなら、全部どこまでもサポートしてあげれるような感じを目指したいすねー。」
2、「まず、ウイルスに対する知識ですね。ウイルスが何処にいるのかを正しく理解し、ウイルスに対して有効な除去方法をできるだけ取り入れ顧客に指導する。
1、ウイルスのいる場所は感染者が触る可能性のある物質全てに付着しているという事
空気感染より、人から物質へ、物質から人へ感染しているという事
(テーブル、椅子、ドアノブ、てすり、スイッチ、様々なショップの商品全て、現金など)ちなみに鉄に付着したウイルスは5日間生きるということです。
2、ウイルスは空気より重いので、地面はウイルスだらけです。なので地面に落ちた物質に対しての注意。
3、空気中を浮遊するウイルスが付着している可能性のある、空気中にさらしてしまっている、頭髪、顔面、アウター、パンツ、シューズなどに対しての注意
4、マスクは人に移さない為もありますが口内の相対湿度をウイルスにとって居心地の悪い環境にする為とても有効。
5、うがい、手洗い、これらは殺菌ではなく水道水にウイルスを移し流す行為として有効。
6、トイレ、特に公衆トイレは大変に危険です。トイレが危険な理由は、尿、大便を流す水流がウイルスを最大9m飛沫させます。飛沫した微粒子レベルの水分を含んだウイルスはトイレのフロア全体に飛沫、付着します。なので感染者がフタを閉めず便を流した直後などはトイレフロアに入った瞬間に感染します。
(洋式の個室トイレなどもからなずフタを閉めて流すように心がける)
たとえばコンビニにコーヒーを買いに行くと過程しての感染経路は
1.コンビニの冷蔵庫の取っ手
2.缶コーヒー
3.現金、小銭
です。
これらに触った手で絶対に顔を触らないことです。
ちなみに私はコンビニを出た後すぐに次亜塩素酸水で手を洗います。
そして缶コーヒーも外側の鉄を消毒します。
ここで一つ消毒の際注意する事として、次亜塩素酸水を鉄にかけると錆てしまいます。なので次亜塩素酸水は鉄以外の消毒、手や洋服などに使いましょう。
反対にアルコールは鉄に有効です。が、アルコールを吹きかけた後、布で拭き伸ばす必要があります。
当店ではこれらをお客さんに指導しています。
そして最低限、これらを理解する事で、この”.変な風邪”に対して最大の防御になりストレス軽減、思考にゆとりが出ます。
今回の”変な風邪”のおかげで様々な思考レベルの底上げにより、より安心して来店してもらえるショップ作りに繋がり、一番大切な “楽しい” “ワクワク”を提供するのが我々の仕事であり。そしてそれがお客さんの免疫力アップに繋がります。」
3、「今回の”変な風邪騒動”で、消毒という科学的根拠を見直す良い機会となれば良い変化があると思います。」
2、「うちのお客さん達の性格とかもあると思いますが、トシさんなら大丈夫って意味のない信頼感を持ってくれてるみたいで、ありがたいことに忙しさは今の所変わらないです。
まあ、俺の店は1人で営業してるからスタイリストが3~5人いる店よりはコロナに対する3密の危機感はないのかもしれません。コロナ以前から店の消毒は徹底してたので、お客さんはそういうのを見てきてくれてるんだなって。俺もコンビニやスーパーに買い物行くより、自分の店にいた方が絶対コロナに感染しないと思いますもん。」
3、「アフターコロナで理美容業界だけじゃなくて日本の色々な企業や業種すべてきつくなるんじゃないかと思います。」
Q2、コロナ時代を乗り越えて行くために、いま理容業にどのようなことができると考えられますか?
Q3、アフターコロナで雇用や給料、働き方は変化すると思われますか?