プロの道具箱 VOL.64 Barber & Shop NOBLE | ライオン･ヘアサロン･グループ

Barber & Shop NOBLE
Owner 大久保貴史（Okubo Takashi）

「流行を追う訳ではなく、理容師としての技術やこだわりを大切にしたい」と語る大久保さん。
今回は、そんな大久保さんの道具箱をSNAPSHOT！

TOOL BOX TOUR

道具のこだわりは、お店の雰囲気に合うか、そして自分が使いたいかどうかです。

SCISSORS

ハサミはブランドによるこだわりは特にありません。

スタイルに合わせた質感を追求したいので、色々なタイプのハサミを使っています。
バーバースタイルにしたいお客様が多いという訳ではないので、セニングは種類が多めです。　七インチは刃の厚さが厚め、薄めを使い分け、セニングは荒刈りでぼかしながらとれるモノ、抜けがよく根本や中間に入れられるパーセンテージが多いもの、少ないもの、クラシックなスタイルで使える裏梳きが入れやすいモノ、的確に毛先のみを捉えやすいモノ、と柔らかい質感重視の場合はカットレザーも使い分けます。

CLIPPER

バリカンはパナソニックとWAHLを使います。
髪の硬さやお客様の求めるスタイルに合わせてかえています。
WAHL マジッククリップ／ボルディング／アイコン／レジェンド／スーパーテーパー／ディテイラー／シニア／T-CUT

AMENITY

ポマード類は昔からお付き合いのある先輩方のオリジナルポマードを中心に、新しい店舗になってから、今は国産で取り集めています。
バルバトウキョウ、ウルフマン、デュース、ブロッシュ、スペリオール、デニス、アローブ

ACCESSORIES

カットクロス、シェービングクロスは中村商店さんを使っています。
バリカンとクロスは種類がたくさんありますが、お客様によってクロスの柄やバリカンを選んでいます。新商品が出ると欲しくなってしまうので我慢するのが大変です・・・。

FACILITY

2012年に開業し、クラシックな感じでお店をつくっていましたが、2017年に移転しロゴも変えて、今やりたいことを形にしました。　当初からBARBER&SHOPとしてやりたかったので、今回は広さを活かし、理容スペースとショップスペースをわける事も意識しました。　地元のデザイナーさんに依頼をし、店内もロゴもとても気に気に入っています。これから時間をかけてお店を育てていこうと思います。

マンションの一階に入っていますが、お隣にスケボーショップが入り、少しずつ楽しい場所をつくっていけたらと思います！

地元で若い人も通える理容室を続ける事が目標の一つです。時代に合わせ新しい事業内容、労働環境も整った、若手スタッフでも働ける店舗を創り出す。これができなければこれからの時代は難しいと思っています。
流行を追う訳ではなく、理容師として大切にしたい技術やこだわりを忘れないように仕事をする事を心がけ、少しずつ前進して行きたいです。