菅野 成陽 KANNO HARUHI
SLAY BARBER SHOP(宮城県)
21歳の男性は、大人と子供の中間にいる感覚を持ちながらも、自分のスタイルや価値観を確立しようとする時期です。仕事では「一人前として認められたい」と思いつつも、経験の浅さから不安を抱えることも。一方で、プライベートでは自由を楽しみ、友人関係や趣味にも積極的です。
そんな中、仙台市の理容男子・菅野さんは、礼儀と感謝を大切にしながら「先輩たちの技術をすべて吸収してやる!」という意欲的な姿勢で技術向上に励むイケメンバーバーボーイ。IKEMEN BARBER BOYS編集部では、彼の活躍を応援していきます。
連載企画「理容男子 / イケメン バーバー ボーイズ U-23」では、全国の23歳以下の理容男子を紹介し、彼らの努力や悩みに迫ります。

Profile
2004年3月14日生まれ
血液型 O型
星座 魚座
趣味 料理
菅野さんのinstagram @haruhipaddy
1. 理容師としての仕事の悩み
「若手ならではの苦労って何?」
俺は1番下っ端なので先輩方になるべく負担をかけないように動いてますが、苦労と思ったことはないです。
みんな経験している事だし、人間的にも成長できると思って最近は働いてます。
「お客様にリピートしてもらうのが難しい?」
難しいですね。
理由としては、今はいろんな理容室や美容室があり、お客様が選べる選択肢が多いことだと思います。また、一度来店しても『次は違うところも試してみよう』と思う人も多く、特に僕ら世代は固定のお店を決めずにいろんな店に行く傾向にあるのかな。
リピートしてもらうには、技術はもちろんですが、接客やお店の雰囲気も大事だと思っています。
『また来たい』と思ってもらえるように、一人ひとりに合った提案をしたり、心地よい距離感のコミュニケーションが大切だと思います。
「技術だけじゃなく、接客や会話の仕方も気をつける?」
めちゃくちゃ気を付けます(笑)
俺は結構テンション高めで会話する事が多いので、声が大きいとたまに注意されます(笑)
お店の第一印象が「怖い」と思われることが多いので、接客はかなり厳しく指導されています。俺だけかもしれないですけど。
接客指導のポイントは、親しみやすさと安心感を重視することですね。
笑顔を意識し、言葉遣いに気を使い、お客様に丁寧に対応することです。
「技術でプレッシャーを感じることは?」
系列店のKULTUREを含め、先輩方の技術があまりにも高すぎて、自分も同じレベルに立てるのか少し不安です(笑)。
でも、プレッシャーというよりは、むしろ「先輩たちの技術を全部盗んでやる!」という前向きな気持ちで頑張ろうと思っています!
「先輩やオーナーとの関係で気をつけていることは?」
先輩やオーナーとの関係では、礼儀や感謝の気持ちを大切にすることを心がけています。日頃の挨拶やコミュニケーションを欠かさず、教えていただいたことには素直に耳を傾け、実践するよう努めています。
また、仕事に対する姿勢として、主体的に動くことを意識しています。忙しい時には次に何が必要かを考え、指示を待つだけでなく自分から行動することで、先輩方の負担を減らすよう努力しています。
2. 収入やキャリアの本音
「ぶっちゃけ、今の給料で満足してる?」
自分のレベルや仕事内容を考えると、十分だと思います。ただ、今後はもっとお店に貢献して、さらに高い給与をもらえるように頑張っていきたいです!
「独立を考えてる?それとも雇われの方が安心?」
雇われの方が安心ですが、独立も楽しそうだなと思います。
ただ、今は目の前のことに集中しているので、まだ深くは考えていません。
「いつか自分の店を持つなら、どんなコンセプトにしたい?」
もし自分の店を持つなら、ハンバーガーが食べられるフロアを作りたいですね。
しっかりした厨房とテーブルを用意して、理容と飲食を組み合わせた空間にしたいです。
髪を切っている間に彼女や友達がくつろげる場所があったら、最高ですよね!

3. プライベートとのバランス
「休日はしっかり取れる?休みの日は何してる?」
ありがたいことに、休みはかなり融通が利くので満足しています!
休日はだいたい地元の仲間とラーメンを食べたり、服を見に行ったりして過ごしています。
「友達や恋人と時間を合わせるのが難しい?」
そんなことないですね。
仕事のスケジュールはある程度決まっているので、前もって予定を立てたり、休みの日を調整したりすれば、しっかり時間を作れます。
また、友達や恋人も自分の仕事のスタイルを理解してくれているので、お互いに無理のない範囲で合わせるようにしています。
大事なのは、仕事とプライベートのバランスをうまく取ることですね笑
「理容師ってモテる?それとも忙しすぎて恋愛どころじゃない?」
モテるモテない以前に、店に男性しか来ないので出会いが無いと思います(笑)
「手荒れや腰痛など、体の負担は感じる?」
俺は肌が弱いので、手荒れに悩みます。
対策としては、こまめに保湿クリームを塗ったり、刺激の少ない手袋を使ったりしてケアしています。手は理容師にとって大事な道具なので、これからもケアをしっかり続けていきたいですね!
4. お客様との関係性での悩み
「初めてのお客様とどう距離を縮める?」
初めてのお客様には、まず『どういう経緯で当店を見つけてくださったのか』をよく聞くようにしています。
そこから話を広げて、例えば『○○で知った』と言われたら、その場所やきっかけについて掘り下げたり、共通の話題を見つけたりします。
また、趣味や仕事の話に繋がることも多いので、無理のない範囲でお客様の興味に寄り添うよう心がけています。
そうして会話が弾むと、自然と距離も縮まっていく気がしますね!
「無口なお客様との会話、どうしてる?」
無口なお客様には、あえてガツガツ話しかけず、リラックスしてもらえるようにしています。
ただ、まったく話さないのも距離ができてしまうので、最初に軽く挨拶や天気の話などをして、反応を見ながら無理に会話を続けないようにします。
また、カットやシェービングの合間に『長さ大丈夫ですか?』『ここはどうしましょう?』といった仕事に関する質問を挟むと、自然なやりとりが生まれやすいですね。
心地よい距離感を大事にしながら、その方に合った接客を心がけています!
「失客しないために工夫してることは?」
失客しないために、特に接客には気をつけています。
まず、お客様一人ひとりに合わせた対応を心がけています。話好きな方には楽しく会話を、静かに過ごしたい方には落ち着いた接客を意識し、居心地の良い空間を作るようにしています。
また、施術後には『仕上がりは大丈夫ですか?』と確認し、少しでも気になる点があれば対応できるようにしています。さらに、お帰りの際には『ありがとうございました!またお待ちしてますね』と、さりげなく次回も来たくなるような声かけをするようにしています。
小さな気配りを積み重ねて、お客様に『また来たい』と思ってもらえるよう意識しています!
「若い世代のお客様を増やすためにしていることは?」
若い世代のお客様を増やすために、主にSNSでの発信を意識しています。
スタイルの写真や施術の様子を投稿することで、お店の雰囲気が伝わるようにしています。
また、ありがたいことにお客様が友達を紹介してくれたり、イベントで知り合った方がそのまま来店してくれたりすることも多いです。
そういったつながりを大切にしながら、若い世代にも気軽に来てもらえるお店づくりを心がけています!
5. 仙台で若手理容師をすることのリアル
「仙台の理容業界ってどんな雰囲気?」
仙台の理容業界は、それぞれのお店に個性があって、すごく面白いと思います。
東京は店舗数が多くて選択肢も豊富ですが、仙台ならではのローカル感があって、そこが結構好きですね。
どの理容店もこだわりがあってカッコいいし、刺激を受けることが多いです!
「地元の若者は理容室派?それとも美容室派?」
若者は美容室を選ぶ人が多いと思います。
でも、仲のいいやつらは勝手に店に呼んでるので、自然と理容室派になってますね(笑)。
最近はフェードスタイルやバーバーカルチャーが浸透してきて、理容室の良さが見直されている流れもあります。
技術面でも理容ならではのシェービングや精密なカットが評価されてきているので、今後は理容室を選ぶ人も増えていくんじゃないかなと思います!
「この街で理容師をやる魅力や課題は?」
この街で理容師をやる魅力は、きっかけが多いことですね。
仲のいい服屋の人が『イベントやろうよ』と声をかけてくれたり、『こういうの面白そうだよね』と気軽に話せる環境があって、そこから新しいことが生まれるのが楽しいです。
気取らずカッコいい人が多いのも、この街ならではの魅力ですね。
一方で、課題はアクティブな人が少ないこと。
自分の周りには『いいね、やろうよ!』と動ける仲間が多いですが、身内以外にはそういう人が少なく、イベントをやってもなかなか人が集まりにくい印象があります。
今後は、もっと発信力を高めたり、コラボを増やしたりして、理容室をきっかけに街全体のカルチャーを盛り上げられるようにしたいですね!
6. SNSやトレンドへの対応
「InstagramやTikTokで発信してる?」
はい、Instagramで発信しています。
作ったヘアスタイルやお店の雰囲気、日常の出来事を投稿するようにしています。
発信することのメリットは、お客様にお店の雰囲気や技術を直接伝えられる点です。
実際にお店に来てもらう前に、どんなスタイルが得意か、どんな空間なのかを知ってもらえるので、安心して来店してもらいやすいです。
また、SNSを通じて新しいお客様とつながることができ、リアルタイムで反応をもらえるのも大きな魅力です。発信を続けることで、より多くの人にお店を知ってもらえるし、コミュニケーションの幅も広がります!
「お客様が『これにしたい!』と見せる写真は、実際できる?」
髪質や長さ、頭の形にもよりますが、基本的にはできますね。
お客様が見せてくれた写真を参考にしつつ、髪質や顔の形に合わせて、アドバイスや提案をしながらその方に似合ったスタイルに仕上げていきます。
時には、少し調整が必要なこともありますが、最終的にはお客様の理想に近い形を作るように心がけています!
「トレンドを追いすぎると逆に難しい?」
その通りですね。
海外のヘアスタイルはすごくカッコイイのですが、実際にやりたいと思う人が少ないのと、そもそも海外のトレンドに興味がある人自体が少ないことが多いです。
また、海外のスタイルは髪質や顔の形が異なるため、同じように再現するのが難しいこともあります。なのでトレンドを取り入れつつ、実際に似合うかどうかを考えながら提案することが大切だと思います。
「SNSで人気のバーバースタイル、実際どのくらいオーダーされる?」
結構多いと思います、サイドパート、クロップ辺りは不動の人気って感じです。
めちゃくちゃフェード浸透しているな、って最近ふと思いました(笑)
7. 今後の目標や夢
「仙台の理容業界をどう発展させていきたいですか?」
みんな仲良く楽しくやっていれば、自然と業界全体が盛り上がっていくと思います。
それが理想ですね!
地方での発展には、地域密着型のイベントやコラボが大事だと思っています。お店同士が協力し合い、互いにお客様を紹介し合うことで、業界全体の認知度が上がり、理容室を選ぶ若い世代が増えるかもしれません。
また、地元の特性を活かしたサービスやイベントを通じて、地域の人たちに愛されるような理容業界を作りたいですね!
「同世代の理容男子にメッセージ」
そろそろ飲み会しよう(笑)







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